ハードニング・プロセスの手順は次のとおりです:
1.加熱:部品を臨界(正常化)温度以上に加熱する。この温度は、処理される材料によって異なる。加熱は通常、密閉された炉で行われる。
2.保持:部品をオーステナイト化温度で一定時間保持する。厚さ1インチにつき1時間の保持が推奨される。
3.冷却:保持後、材料がより硬く、より強い構造に変化するのに十分な速度で部品を急冷する。この急冷は急冷とも呼ばれる。焼き入れの方法は、材料や要求される特性によって異なる。
4.焼き戻し:焼入れ工程の後、部品は焼戻しを受ける。焼き戻しには、硬化した材料を低温に加熱することが含まれる。焼き戻しの目的は、部品にある程度の延性を導入し、より丈夫で圧力下でも割れにくくすることである。焼戻しはまた、内部応力を緩和し、材料の全体的な安定性を向上させるのにも役立つ。
焼入れ・焼戻し工程で使用される具体的な温度と時間は、処理される材料と所望の特性によって異なる場合があることに注意することが重要である。また、焼戻し反応を確実に完了させ、得られる微細構造の安定性を促進するために、複数の焼戻しサイクルまたは二重焼戻しを行うのが一般的です。
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