ろう付けの例としては、自動車用ラジエーターに使用されているような2つ以上の金属部品を、それらの間に充填材を溶融させることによって接合することが挙げられる。この工程では母材は溶融しない。
詳しい説明
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材料の選択
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この例では、ろう付けされる材料は、自動車用ラジ エーターのチューブ間のウェブを形成する薄いア ルミニウム板である。ろう材として銅/銀合金が選ばれているのは、アルミニウムよりも融点が低いからである。接合部の準備
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アルミニウムのシートとチューブを徹底的に洗浄し、酸化皮膜や汚れを取り除きます。これは、ろう材が効果的に表面を濡らすために不可欠である。酸化アルミニウムは除去が難しいため、ろう付け工程で酸化層の除去を助けるフラックスが使用される。
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充填材の塗布
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ろう合金を各接合部に直接入れる代わりに、薄いアルミニウム板にロール接合する。この方法により、ろう合金が必要なすべての接合部に確実に存在する。ロールボンディング技術の使用により、工程が簡素化され、ろう材の均一な分布が保証される。ろう付けプロセス
組立品はメッシュベルト炉に入れられる。酸素や水蒸気からフラックスを保護するため、乾燥窒素雰囲気が使用される。炉は銅/銀合金の融点以上、アルミニウムの融点以下の温度に加熱される。こうすることで、ろう材が溶融し、毛細管現象によってアルミニウム部品間の隙間に流れ込む。