ふるい有効粒径とは、ふるいによって効果的に分離できる粒子の大きさのことです。
ふるいメッシュの開口部の大きさによって決まります。
有効ふるい目の大きさは、通常、メッシュ番号またはワイヤーの間隔によって特徴付けられます。
ふるいの有効サイズについて知っておくべき5つのポイント
1.メッシュ番号とワイヤーの間隔
ASTM規格では、ふるいはメッシュ番号で表記されます。
メッシュ番号は、ふるいの1インチあたりの目開き数を示します。
例えば、100メッシュのふるいの目開きは1インチあたり100個で、50メッシュのふるいよりも目開きが小さいことを意味します。
ISO/BS規格では、ワイヤー間隔を使用し、ワイヤー間の距離を直接測定します。
2.ふるい直径
ふるい枠の直径も有効サイズに影響します。
ASTM規格の8インチ(203mm)のような大きなふるいでは、サンプルサイズを大きくすることができます。
これは、より代表的なサンプルを得るために有益です。
しかし、ふるい枠の直径ではなく、メッシュの大きさが最終的にふるいの有効サイズを決定します。
3.ふるい分析のサンプルサイズ
ふるい分析の推奨サンプルサイズは25~100gです。
大きすぎる試料を使用すると、試験の精度が低下することがあります。
これは、個々の粒子がふるい表面に現れる機会がない可能性があるためです。
適切なサンプルサイズは、異なる重さのサンプルを試験し、結果を比較することで決定できます。
4.ふるい分析時間
ふるい布の目開きの範囲が広い場合は特に、ふるい分析の時間が重要です。
試験を長時間行うと、大きな粒子がオーバーサイズの開口部を見つける可能性が高くなります。
また、細長い粒子は、開口部を通過するように向きを変える可能性があります。
5.ふるい枠の高さ
ふるい枠の高さは、特にふるい振とう機を使用する場合、ふるい分析の効率に影響します。
ハーフハイトふるいでは、同じ垂直スペースにより多くのふるいを積み重ねることができます。
しかし、攪拌中に粗い粒子を持ち上げて再配置するためには、フルハイトのふるい枠が必要です。
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