スパッタリングプロセスにおけるスパッタリングイオンの電流は、成膜プロセスの効率と品質を決定する重要な要素です。
スパッタリングイオンの電流とは?(4つのポイントで解説)
1.直流ダイオードスパッタリング
直流ダイオードスパッタリングでは、500~1000Vの直流電圧が印加される。
この電圧は、ターゲットと基板の間にあるアルゴン低圧プラズマに点火する。
この電圧により、正アルゴンイオンがターゲットに向かって加速される。
この加速により、原子がターゲットから放出され、基板上に堆積する。
2.RFスパッタリング
RFスパッタリングでは、14MHz前後の周波数の交流電流が使用される。
この方法では、絶縁材料のスパッタリングが可能である。
電子を加速してRFとともに振動させることができる。
重いイオンは、RFシステムで発生する平均電圧にのみ反応する。
イオンは、ターゲットまで加速する自己バイアス電圧(VDC)の影響を受ける。
この自己バイアス電圧は、DCスパッタリング中に印加される等価電圧に近づく。
3.電圧と電流の関係
スパッタリングイオンの電流は印加電圧に直接関係する。
DCダイオードスパッタリングでは、電流は500 - 1000 VのDC電圧によって決まる。
RFスパッタリングでは、電流はイオンをターゲットまで加速するセルフバイアス電圧(VDC)によって決まる。
4.精度と効率
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